日本共産党大田区議団と地区委員会は29日、松原大田区長に対し、「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会(第1回)」の開催に関する緊急申し入れを行いました。川野副区長、空港まちづくり本部長が応対しました。
2019年7月29日
大田区長 松原忠義様
「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会(第1回)」の開催に関する緊急申し入れ
日本共産党大田区議団
日本共産党大田地区委員会2019年7月30日(火)の都主催の「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会(第1回)」は、(1)羽田空港の機能強化に対する都及び関係区市の意見への国の回答について、(2)関係区市からの意見の確認等について、が議事となっています。
この連絡会では、新飛行ルート案について関係区市が態度表明を行うことが予想されます。
これまで国は「地元の理解を得て進める」としていますが、各地で開催されている住民説明会では反対が続出し、品川区議会では全会派一致で「容認できない決議」が採択されました。また、渋谷区議会でも同様に意見書が採択されています。
大田区議会では2019年第2回定例議会に於いて、羽田空港の機能強化に対する11件の陳情が寄せられました。その多くは、羽田空港の新飛行ルート案による、騒音被害や落下物に対する不安が拭いきれていない状況、また、国土交通省の説明資料のデータなどの信憑性も問われていて、試験飛行による実測値に基づく騒音測定の実施を求める声です。多くの大田区民の納得が得られていません。
羽田空港の機能強化が大田区に与える影響は甚大です。沖合移転の際の取り決めを反故にするものです。離発着数が増えれば安全性など様々な問題が考えられます。羽田空港の機能強化に対する区の態度は、経済優先の国に追随するのか、区民の安心安全を優先するのか、区政の在り方が問われるものです。
さらに、羽田空港を抱える大田区の意見表明が、関係区市に与える影響は重大です。
よって下記の緊急要望を行います。記
「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会(第1回)」に出席される副区長は、現状での羽田新飛行ルート案に反対の意見表明をすること。
以上