会派代表者会議にて議会運営等についての提案を行いました

日本共産党大田区議団は8日から開催されている会派代表者会議において、議会運営等の提案を行いました。

2015年5月8日

大田区議会各派代表者様

大田区議会における議会運営等についての提案

日本共産党大田区議団

2015年4月に行なわれた区議会議員選挙で選出されて、第18期議員により新しい議会が発足しました。
消費税増税と物価高、社会保障切り捨てと負担増が区民のくらしと営業を厳しくしています。このような中、税金の使い方と政治のあり方が問われています。
いのちとくらしを守る区政の実現のため、区民から選ばれた区議会議員は、区民の目線に立って大田区議会の議会運営等について積極的、建設的提案をするとともに、区議会議員の特権、慣習等の廃止を含めて以下の事を要望し、提案します。

  1. 区民に開かれた議会と議会改革本来、議会は公開が原則であり、住民に開かれたものでなければならない。
    1. 代表者会議、幹事長会、議会運営委員会における議論には少数会派を含め、すべての会派の意見が反映出来ようにすること。
    2. 役職選出にあたり委員会の正副委員長、理事、付属機関委員については一部会派の「密室協議」による選出をやめ、会派議員数に応じて選出し、交渉会派以外についても適宜配分すること。
    3. 本会議・予算・決算特別委員会での、質問時間の制限をやめ、議員の発言の自由を最大限保障すること。委員会の傍聴人数などの制限を行なわないこと。
    4. 円滑な運営を図るため、議長、副議長、議員選出の監査委員については、第一党議長、第二党副議長、第三、四党が監査委員とすること。
    5. 夜間・休日の議会開会など、住民が参加しやすい議会にすること。また、小中学生による子ども議会を実施すること。
    6. 請願・陳情について
      • 文書票の氏名の公開、取り扱いについて趣旨採択や一部採択制度を導入すること。また、陳情書の取り扱いについて審査除外基準(1)(2)(7)(8)以外は委員会に付託すること。
      • 提出者が委員会で趣旨説明、意見交換ができるようにすること。
  2. 行政視察の抜本的見直しと改善
    1. 区議会の行政視察は、公費を使って行なわれることから、視察する明確な目的をもったものに限定すべきであり、区民の納得を十分に得られる内容とすること。
    2. 海外視察は原則中止とすること。親善訪問については、セーラム市親善訪問は周年行事の年だけとし、北京市朝陽区親善訪問は相互交流とする。親善訪問は対等、平等を原則とし、目的に添った訪問時期、日程とし、他の都市への行政視察は入れないこと。
  3. 公費による飲食の廃止等議会経費の適正使用、その他について
    1. 議員の自主的な会費で運営すべき議員の野球部等への寄付、職員等、公費使用は禁止すること。
    2. 付属機関委員の議員への報酬等は、廃止すること。
  4. 政務活動費
    1. 飲食の伴う忘年会・新年会等への会費の支出は除外すること。
    2. 会議に伴う食糧費等(1人1回上限5千円)は廃止を含め見直すこと。
    3. 公私の区別がつかない交通費等の出費はしないこと。
  5. 費用弁償本会議、委員会への出席のための日額旅費はなくすこと。

以  上

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