放射能副読本は使うな

2月23日、日本共産党大田区議団は清水教育長に文科省発行の『放射線副読本(以下、副読本)』の配布に関する申し入れ」を行いました。

申し入れ文書

この副読本は「放射能は自然の中にもある」「いろいろなことに利用されている」「一度に100ミリシーベルト以下の放射線を人体が受けた場合、放射線だけを原因としてがんなどの病気になったという明確な証拠はありません」としています。この副読本は文科省のHPからダウンロードできます。

この副読本は「放射能は怖くない」という印象を与えかねません。放射能の危険性についての説明は皆無です。不安をあおってはいけませんが正しい知識を身に着けることが大切ではないでしょうか。

今回の申し入れで教育長は「しっかり読んで取り組みたい」と答弁をしました。

しかし、2月のこども文教委員会で共産党の和田委員の質問に対し「大田区で放射線副読本を使用する」と答弁をしていました。それを「しっかり読んで取り組みたい」との答弁ですから、読んでないのに使用することを決めたことになります。

また、「この副読本はこども一人ひとりに配布するのか」の質問に対し、「調べて後程ご連絡します」の答弁には開いた口がふさがりません。大田区の子どもたちの教育に責任を持つ教育委員会が把握をしていませんでした。後で各学校一冊とのことでした。

放射能については今、なお、不安をもっている方が大勢います。子どもたちに正しい知識を身に着け対処していくことが大切だと思います。

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