大田区議会第3回定例会で、補正予算が提出されています。補正予算で新空港線整備資金積立基金積立金を新設し5億円積立てが提案されています。
新空港線「蒲蒲線」は、大田区、東京都、京浜急行電鉄、東京急行電鉄の協議が続けられていますが、4者の合意が図れておらず、京浜急行は「多くの課題がある」。東京都は「事業費には車両倉庫のお金が含まれていない。採算性をもっと見極めなければならない」となっており、9月5日付日本経済新聞でも「『蒲蒲線』実現のハードルは高い」と報道されています。
また、総工費の1/3の地方負担分の360億円のうちの都と区負担分も明らかになっていませんし、他区の協力も得て行うと言っていますが。大田区の支出がいくらかわからないにも関わらず、積立てることは見切り発車であり、将来に禍根を残します。
さらに、現在新年度予算編成が進められていますが、新年度も122億円の歳入減が見込まれると、事業の見直しで、縮小・廃止で区民サービスを切り捨てが進められようとしている中、今回の財政基金を取り崩しての5億円の積立は到底、区民の理解がえられません。日本共産党区議団は補正予算に反対します。