区議会議員の海外への派遣に反対


区議会第三回定例会第2日目に、区議議員の海外への派遣を採択しました。今年は、自民党だけが4人づつ中国方面と、ヨーロッパ方面に行くことになります。日本共産党大田区議団は派遣に反対しました。党区議団の反対の討論は以下のとおりです。

日本共産党大田区議団を代表して、ただいま上程されました、ドイツ連邦共和国バイエルン州 ミュンヘン市、スイス連邦チューリッヒ州チューリッヒ市、派遣期間10月23日(月)~10月28日(土)まで6日間、派遣議員は伊藤和弘議員、塩野目正樹議員、深川幹祐議員、渡司幸議員。
北京市朝陽区・大連市親善訪問調査、派遣期間、11月6日(月)~11月10日(金)まで5日間、派遣議員は、高瀬三徳議員、大森昭彦議員、鈴木隆之議員、伊佐治剛議員の議員派遣について反対する討論を行います。
党区議団は、友好都市、姉妹都市との交流を促進する立場であり、毎年、全議員が対象で行くのではなく、周年行事には、議長など代表派遣でを行うべきであると考えます。しかし、大田区議会で問題なのは、全議員対象で友好親善訪問調査とヨーロッパ方面など親善訪問調査(区政施策調査)への多額の予算をかける海外視察と一緒になってしまったことです。
まず、反対の第1の理由は、区民の暮らしは、消費税増税や物価高、国保料、介護保険料、後期高齢者保健料などの負担増、子どもの貧困という社会問題など一向に良くなっていないこと、今決算にも表れているように、保育料の値上げ、小中学校の給食費の値上げに賛成して区民へ負担増をさせながら、一方で、区民が苦労して納めている税金を使って行くからです。なぜ、区民の皆さんがの収めた税金で行くことに胸が痛まないんでしょうか。税金で行くことは区民に理解が得られません。
第2の理由は、いずれも、派遣議員計8人全員が自由民主党大田区民連合一会派だけであって、これは、大田区議会代表とはなりません。
ヨーロッパ方面視察では、伊藤議員は1昨年中国、昨年アメリカ、今年で3回目です。塩野目議員は、1昨年ヨーロッパ方面、昨年アメリカ方面、今年で3回目です。深川議員は、1昨年ヨーロッパ方面、昨年アメリカ、今年で3回目です。渡司議員は、1昨年アメリカ、昨年ヨーロッパ方面、今年で3回目です。
今年の中国方面視察では、大森議員は、1昨年ヨーロッパ方面、昨年中国方面、今年で3回目です。鈴木隆之議員は1昨年中国方面、昨年アメリカ、今年はで3回目です。高瀬議員、伊佐治議員は1昨年中国方面、昨年中国方面、今年中国方面計3回連続してです。議員の派遣は、個人と個人の結びつきではないと考えます。8人全員が、18期において毎年行っています。
海外派遣の予算が組まれれば当然のように計画し、行かない議員の分も使って3回目も行くということは、区民は理解できません。
第3の理由は、親善訪問調査は、区政に反映されなければなりません。しかし、教育環境を視察目的にしても、何度視察しても、35人学級など少人数学級の提案もありませんし、他項目でも条例の提案もありません。
第4の理由は、視察の内容です。昨年12月18日、フジテレビは大田区議会のヨーロッパ方面視察の取材で、市内視察としてバッキンガム宮殿訪問を報道しました。たまたま、報道があったため大田区民も内容を知りうることができ、「バッキンガム宮殿の騎兵隊の警備状況の視察が大田区にどのように役に立つのか」とテレビ報道を見た区民から税金のむだ使いと疑問の声が寄せられ、参加者は、その分を返還するまでになりました。
また、自民党区議会議員の中に中止して自粛しようという人がいないのも問題です。
今回の派遣目的に、中学生派遣を行っているブレーメン市への経由地であるミュンヘン市への安全確認とあり、これは国や教育委員会の仕事であり、区議会議員の仕事ではありません。
第5の理由は、政治とカネの問題です。富山県議会、神戸市議会議員、墨田区議会自民党議員などの政務活動費不正請求、都議会自民党・公明党が政務活動費から多額の新年会費を出していることなど問題になっています。
税金の使い方は、慎重であるべきです。
第6の理由は、10月23日~11月10日の親善訪問調査の日程が優先され、行政視察、常任委員会、特別委員会の日程がしわ寄せされ、制限されます。
第7の理由は、区民への親善訪問調査後の報告が議会年報しかなく、区民にはないことです。区民への説明責任が果たされていません
第8の理由は、予算を示さず行程表も示さず、本日の議案にし、採決をするといっても無理があります。これでは区民に理解を得られません。税金は区民の暮らし、営業応援に使うことであり、今からでも遅くありません。中止を求め討論を終わります。

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