大田区民センターの音楽ホール存続を


大竹辰治区議が第3回定例会第一目(9月20日)に質問しました。質問内容は以下のとおりです。

大田区民センター跡地の(仮称)新蒲田1丁目複合施設の基本計画の概要が発表されました。

複合施設敷地は約2100㎡に、保育園、子育て支援スペース、中高生の居場所、地域包括支援センター、高齢者利用施設、文化活動支援施設、区民活動施設が計画されており、文化活動支援施設では400から500人の多目的ホール、区民活動施設では集会室が現在11教室ありますが8教室になる予定です。

半世紀近い歴史を持つ音楽ホールを持つ大田区民センターは、1970年当時、音楽専用ホールは全国的にも珍しく、JR蒲田駅・東急蒲田駅から徒歩圏である立地条件が幸いして、大田区内外の利用者・来場者に広く親しまれ、都内城南地域における実演芸術の拠点としてシンボル的な地位を保持してきました。

大田区民ホールを利用されている方は、アマチュア演奏団体のコンサートやリハーサル、区内外学校の演奏会・発表会、ステージ備品のコンサートグランドピアノを使ったピアノ発表会、映画愛好家団体の映写会などのアート系利用にとどまらず、区内外団体・企業の発表会・研究集会・式典等のビジネス系利用もされています。

施設の歴史が長く設備が老朽化していましたが、ホールの大きな空間容量がもたらす優れた音響効果が高く評価されており、CDレコード制作会社がクラシックのプロフェッショナル演奏者を起用した演奏収録にたびたび使用しています。

また、この響きの良さに着眼して、吹奏楽コンクールが始まる時期には、コンクール本番に備えて響きのバランスやアンサンブルの仕上がりを整えるホール練習として、中学校・高等学校・社会人の吹奏楽団体によるリハーサルでも多く使われています。

区内には、大田区民ホール・アプリコ(1,477席)、大田区民センター音楽ホール(731席)、大田区民プラザ大ホール(509席)、大田文化の森ホール(259席)と規模の重複がないため、催事規模により使い分けられていました。

◆一般的な多目的ホールではなく、音楽ホールと同規模の優れた音響効果が高いホールが求められていますので、これからつくる実施設計で計画すべきです。お答えください。

また、音楽ホール外のホワイエ壁面に、宮下芳子氏(新宿スバルビル地下「新宿の目」の作家)制作の金属レリーフ「飛翔」が飾られています。

左側の作品は輝く太陽の中心に大田区の「田」を象(かたど)り、右側の作品は力強く飛び立つ鳥を表し、左右の作品一対で躍進する大田区を表現しています。(制作者談)。

まだパブリックアートが珍しい時代、当時の大田区がこの音楽ホールにかけた意気込みの高さが感じられます。

◆都内城南地域における実演芸術の拠点として、シンボル的な地位を保持してきた音楽ホール壁面を飾る金属レリーフを複合施設に飾る等、保存を求めます。お答えください・

◆複合施設の残りの敷地2400㎡の活用については、「今後、蒲田西地域のまちづくりを総合的に検討して決める」と説明していますが、区民の貴重な財産ですので早期に計画を発表すべきです。お答えください。

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